たかがヤブ蚊されどヤブ蚊(妄想)

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ヤブ蚊をつぶしながら、こう考えた。(妄想)


ことの発端は31年ぶりに天皇がかわった頃になる。高齢ドライバーによる謎の交通事故が多発していた。あるものは逆走し、また、あるものはブレーキとアクセルを踏み間違えた。自動車製造メーカーもこぞって、サポカーと言われる安全補助システムを導入した車の販売に務めた。さらに「後付け」できる安全装置も発売された。しかし、効果は薄かった。



不幸にして高速走行の後、亡くなったご遺体を解剖することになった。解剖医はたまたま、痴呆症にも精通していた。解剖医はMR画像を見て一瞬にしてその異常を予感した。さらに精密生検を行い、予感は確信に変わった。高齢者には多かれ少なかれ増えているアミロイドベータが、平衡感覚を司る視床周辺で明らかに偏っているのである。この視床周辺でのアミロイドベータの偏りこそが、左右混乱の元凶ではないかとの提言を行った。解剖医の提言により、国は謎の交通事故で死亡したご遺体を全件調査をした。その結果、何らかのウイルスがアミラロイドベータ細胞に寄生していることが判明した。運悪く左右均等に寄生された場合は以上がでないことも確認された。このウイルスは水平混乱ウイルスVCVと名付けられた。国立予防研究所により、馬にウイルスを注射し、その血清からワクチンを開発することにも成功した。



国の対策は早急であった。後期高齢者へのワクチン接種を義務付け、免許の更新時の確認も検査を行った。その厳しさは世界中さがしても例を見ないほどであった。とある県では、ネズミを模したおしぼりを作成し、本来、右ききであるもの同士を対座させ、試験官の合図と同時にそれを取り合うというものだった。遅ければ不合格、さらに左手で取ると即刻、免許取り消しとなるものだった。免許の更新は長蛇の列となり、中には談合する輩まで現れた。国はサポカー限定免許の導入も検討した。



その後、数年でこのウイルスがヤブ蚊により媒体されるかとが判明した。国を挙げたヤブ蚊の駆除が始まった。その結果、ヤブ蚊は絶滅した。その後、ヤブ蚊を主食にしていたトンボが絶滅した。しばらくすると、トンボを主食としていたスズメが絶滅した。それから、生態系の頂点にいたホモ・サピエンスが絶滅するのにそう時間はかからなかった。







 

コメント
風が吹くと桶屋が儲かるの現代版だね。
星新一を思いださせますね。
  • TK
  • 2019/06/14 9:31 AM
「尻」=ケツが良かったです。
15年ぶりに新車にかえました。
もうそろそろ歳ですから、安全装備万全のサポカーワイド。
なんか車のダッシュボードがスマホ画面になった感じです。
車のキーもなくなったし。ボタンを押してエンジン停止なんて味気ない(笑)
★TK氏さん

えへへ、なんか妄想が止まらなかった(笑)
星新一、なつかしい・・・
  • しょうちゃん
  • 2019/06/14 7:52 PM
★ちびたさん

>「尻」=ケツが良かったです

↑ そこなのかい!(爆)

その手のキーレスの変えて
私もサブのキーを車内に置いたまま
閉めようとして、1時間悩みました。

サポカーいいですね!!
  • しょうちゃん
  • 2019/06/14 7:58 PM
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